肌・毛穴

脂性肌・乾燥肌・混合肌の見分け方と、男性の保湿

自分の肌タイプが分からない男性へ。洗顔後に5〜10分おいて確かめる方法、男性の肌が脂性寄りと乾燥寄りの両方に傾く理由、タイプ別の保湿の考え方、皮膚科に相談したい目安を出典つきで解説します。

公開日:ESTHERA編集部

「テカるのに、ほおだけはカサつく」「自分の肌が脂性なのか乾燥なのか、いまいち分からない」。メンズスキンケアを始めた男性が、化粧水や洗顔料を選ぶ段階でよく迷うポイントです。この記事では、自宅で肌タイプを確かめる手順と、男性の肌が判定しにくい理由、タイプに合わせた保湿の考え方を整理します。毛穴の黒ずみについては男性の毛穴の黒ずみはなぜできる?、ケア全体の順番はメンズ美容初心者が最初にやるべきこと5選で扱っているため、ここでは「タイプの見分け方」と「保湿」に絞ります。

肌タイプは家で確かめられる?洗顔後のチェック手順

自宅でできる代表的な方法が、洗顔後の「放置チェック」です。再春館製薬所のコラムでは、洗顔後にタオルで水気をふき取り、5〜10分ほど放置すると肌のタイプを判定できるとしています。手順は次のとおりです。

  1. 1洗顔料でいつもどおり洗い、すすいで、タオルでおさえるように水気をふく
  2. 2化粧水・乳液などは何もつけず、5〜10分ほど待つ
  3. 3Tゾーン(ひたい〜鼻)とほおを、それぞれ鏡で見て、指で触れて状態を確認する

同コラムは、Tゾーンとほおのそれぞれを10秒ほど観察して皮脂の状態を見る方法を紹介しています。見え方の目安は次の表のとおりです。

状態分類の目安
全体がカサついている乾燥肌
全体的にベタついている脂性肌(オイリースキン)
部位によって状態が違う混合肌(インナードライ)
どちらにも偏らず、バランスが取れているノーマルスキン(普通肌)

花王のスキンケアナビは、うるおい不足のサインとして、手のひらをすべらせると「カサカサ」と音がする、洗顔後にほおがつっぱる、白っぽく粉をふく、といった状態を挙げています。放置チェックで「つっぱる」「粉をふく」と感じる部分は、乾燥寄りと考えられます。

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男性の肌はなぜ「脂性か乾燥か」を決めにくいのか

男性の肌が判定しにくい理由は、部位で状態が分かれやすいことにあります。花王のスキンケアナビによると、男性の皮脂分泌量は思春期頃から急速に増え、成人する頃には女性の約2倍になります。女性は成人後に皮脂の分泌が減っていきますが、男性はほとんど減りません。そのため、Tゾーンは女性よりベタつきやすい傾向があるとされています。

一方で、男性にはひげそりの習慣があります。同じく花王によれば、ひげそりによって角層の最表面や皮脂が不必要に落ちることがあり、ほおからあごにかけてのUゾーンは乾燥しやすくなります。そり方が適切でないと、肌の状態に悪影響を及ぼす可能性もあるとされています。

つまり、皮脂が多い部分と、削られて乾きやすい部分が同じ顔に共存する、というのが男性の肌の典型です。放置チェックで「Tゾーンはテカり、ほおはつっぱる」という結果になれば、それは珍しいことではなく、上の表でいう混合肌に近い状態です。

タイプ別・保湿の考え方

保湿の基本は、どのタイプでも「洗顔後にうるおいを補う」ことです。花王は洗顔後、化粧水を手のひらにとり、顔の中心から外側へすべらせるようにつけ、つっぱりを感じる部分は特に念入りにつけるよう説明しています。乾燥が気になる場合は乳液を使うとよいとしています。

放置チェックの結果保湿の考え方
乾燥寄り(全体がつっぱる)化粧水に加えて乳液まで使い、乾く部分には重ねづけ
混合肌(Tゾーンはテカり、ほおは乾く)全体に化粧水をつけ、乾燥する部分(ほお・あご)を中心に乳液を足す
脂性寄り(全体がベタつく)化粧水を基本にし、つけた後に肌を触って、乾いている部分だけ重ねる

化粧水・乳液の量の目安として、花王は化粧水を手のひらに3〜4振り程度、乳液を1円玉大程度としています。つけるときは、指の腹や手のひらを肌に密着させ、こすったり力を入れてすりこんだりしないのがポイントです。手のひらで肌に触れてみて、乾いている部分には重ねづけをします。

日本皮膚科学会のにきびに関するQ&Aでは、にきびの場合でも、乾燥肌の場合や、にきびの手当てで肌が乾いた場合には保湿が必要としています。にきびができやすい人は、保湿剤や化粧水に「ノンコメドジェニック」「ハイポコメドジェニック」と明記されたものを選ぶとよいとされています。洗顔は1日2回、洗顔料で行うのが基本です。

こんなときは皮膚科に相談を

花王は、乾燥や環境変化で外部刺激に敏感になっている「乾燥性敏感肌」を、皮膚疾患ではなく、うるおい機能とバリア機能が低下した状態と説明しています。つまり、つっぱりやカサつきが軽い段階なら、化粧水・乳液による保湿を見直すのが第一歩です。

一方、日本皮膚科学会の解説では、皮脂が毛穴にたまった面皰(めんぽう)が炎症を起こすと赤いぶつぶつになり、さらに進むと膿がたまったぶつぶつになります。炎症が強いと、痕が残ることもあります。次のような状態は、スキンケアで様子を見るより、皮膚科への相談を優先しましょう。

  • 赤みのあるぶつぶつや、膿をもったぶつぶつがある

個々の症状の判断は皮膚科の医師にご相談ください。

サロンでのケアと肌タイプ

肌タイプが混在している人が、自宅のケアで整えきれない部分をサロンで相談するという選択肢もあります。サロンでのケアは美容の範囲のもので、医療機関で行う処置とは別のものです。

よくある質問

肌タイプを調べるとき、洗顔後は何分待てばいいですか?

再春館製薬所のコラムでは、洗顔後にタオルで水気をふき、化粧水などをつけずに5〜10分ほど放置するとしています。その後、Tゾーンとほおの状態を見比べます。季節や部屋の乾燥具合で結果は変わるため、時期を変えて確かめ直すのがおすすめです。

男性の肌は脂性肌が多いのですか?

男性は皮脂の分泌量が成人する頃には女性の約2倍になり、成人後もほとんど減らないため、Tゾーンはベタつきやすい傾向があります。ただしひげそりの影響で、ほおからあごは乾燥しやすいともされています(花王スキンケアナビ)。顔全体が脂性とは限らず、部位で状態が違うことがよくあります。

脂性肌でも保湿は必要ですか?

洗顔後は化粧水でうるおいを補うのが基本です。皮脂が多い部分があっても、ほおやあごが乾燥していることがあります。手で触れて乾いている部分だけ重ねづけするなど、部位に合わせて量を調整しましょう。

化粧水と乳液はどちらが先で、量はどのくらいですか?

化粧水を洗顔直後に使い、乳液はその後に使います。花王は、化粧水は手のひらに3〜4振り程度、乳液は1円玉大程度を目安としています。乾燥が気になる部分には重ねづけします。

肌のカサつきが続くときは皮膚科に行くべきですか?

軽いつっぱりやカサつきは、保湿の見直しから始められます。赤みのあるぶつぶつや膿をもったぶつぶつがあるときは、皮膚科に相談しましょう。保湿を見直しても長引く場合や、かゆみ・強い赤みがある場合も、自己判断を続けず相談してください。

参考

#肌タイプ#保湿#メンズスキンケア

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