肌・毛穴

光フェイシャルとは?男性の肌管理でできること・できないこと

光フェイシャルはエステサロンで行う美容の光施術で、医療行為ではありません。男性の肌管理でできる範囲とできない範囲、個人差、日焼けなど肌の注意点、皮膚科に相談すべき目安を、公的機関の情報をもとに解説します。

公開日:ESTHERA編集部

「光フェイシャルという名前は聞くけれど、何ができるのかよくわからない」「医療の施術と何が違うのか知りたい」という男性は少なくありません。名前に「光」とつくため、医療レーザーのようなものを想像する人もいます。この記事では、エステの光フェイシャルでできること・できないこと、受ける前に知っておきたい注意点を、公的機関の情報を確かめながら整理します。

光フェイシャルとは何か

光フェイシャルは、顔の肌に光を当てて、肌のコンディションを整えることを目的とした美容の施術です。サロンによって呼び方や内容は異なり、使う機器や当てる光の性質、施術の進め方も一律ではありません。この記事では、特定のサロンや機器ではなく、エステサロンで行う美容の光施術という一般的な意味で説明します。

最も大切なのは、エステと医療機関では法律上できる範囲が違うことです。国民生活センターは、脱毛の施術を例に、医療機関は毛の発生源を破壊するような高い効果が得られる施術を行える一方で、エステは医行為に該当しない範囲の施術に限られると説明しています。これは脱毛に関する説明ですが、光を使う美容施術全般に通じる考え方です。エステの光フェイシャルは「医療行為ではない美容の施術」で、医療機関の診察・処置の代わりにはなりません。

比べるポイントエステサロンの光フェイシャル医療機関(皮膚科・美容皮膚科)
位置づけ美容(医療行為ではない)医療行為を行える
主な目的肌の状態を整え、印象を整える症状の診察と、医学的な対処
皮膚の病気対象にしない診察の対象になる
症状が出たとき医療機関の受診をすすめるその場で医師が診察できる

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できること:肌のコンディションを整える

エステの光フェイシャルで期待できるのは、肌のくすみ・ごわつきなど、見た目の印象が気になる肌を整えることです。男性の場合、ヒゲ剃りによる肌への負担や、皮脂とカサつきの両方が気になる人もいます。日々の洗顔・保湿・紫外線対策といった基本のケアに、サロンでの肌管理を足して、清潔感のある肌を目指すという位置づけです。

ただし、どの程度変化を感じるかは人によって違います。肌の状態、生活習慣、これまでのケア、施術を受ける頻度などの影響を受けるため、「何回で変わる」と言い切ることはできません。効果を強くうたう広告よりも、施術で何を目的にするのか、どんな説明を受けられるのかを確かめるほうが安心です。

できないこと:医療の領域と、結果の約束

エステの光フェイシャルにできないことを、はっきりさせておきます。

  • 皮膚の病気の診察や処置:ニキビ・赤み・湿疹・できものなどは、医師が診る領域です。
  • 医療機関で行う施術と同じ内容の改善:シミ・ニキビ跡などを医学的に改善するのは、医療機関の役割です。
  • 結果の約束:「効果を保証する」「回数を約束する」といった約束はできません。
  • 一度で完成するケア:肌は日々変化するため、施術の後もセルフケアが必要です。

受ける前に知っておきたい肌の注意点

日焼けは事前に伝える

光を使う施術では、日焼けした肌への影響が気になります。サロンの案内を確認し、日焼けをしている場合は施術前に伝えましょう(施術の可否や日焼けの目安はサロンごとに異なります)。

日焼けの背景には紫外線があります。日本皮膚科学会の皮膚科Q&Aによると、紫外線は細胞のDNAを傷つけ、長年繰り返し傷つくうちに修復の間違いが突然変異となり、それががん関連の遺伝子に起こるとがんになるとされています。肌の見た目を整えたい男性こそ、日常の紫外線対策が基本になります。

日焼け止めの表示も、選ぶときの目安になります。同じく日本皮膚科学会によると、SPFはUVB(主に赤みを起こす紫外線)に対する防御効果を示す指標で、SPF50以上は性能差が小さいため「SPF50+」と表示されます。UVAに対する防御効果はPA表示(PA+〜PA+++)で示されます。

肌の状態や服薬、皮膚の症状を申告する

赤み・ほてり・かゆみ・傷・できものなどがある肌は、施術に適さない場合があります。事前のカウンセリングで、肌の状態、気になる症状、通院中かどうかなどを伝えましょう。伝えづらい内容でも、あとから困らないために必要な情報です。

リスクの説明と契約の条件を確認する

国民生活センターは、脱毛施術で皮膚障害や熱傷などの危害が起きていること、症状が生じた人の7割以上が事前にリスクの説明を受けていなかったことを報告しています。その上で、広告の情報をうのみにせず、施術前にリスクの説明を求めること、危害が生じたときは速やかに医療機関を受診し消費生活センターにも相談することをすすめています。

契約については、同センターが男性の脱毛エステの相談を受けて、次の点を挙げています。光フェイシャルなど他の美容施術でも同じ視点で確認できます。

  • 低価格の広告だけで判断しない
  • 「割引は今日だけ」などと言われても、不安があればきっぱり断る
  • 分割払いの場合は手数料を含めた総額を確認し、都度払いも検討する
  • 契約書面を受け取ってから8日以内なら、書面またはメールでクーリング・オフができる場合がある(契約の内容による)
  • 困ったときは消費者ホットライン「188」に相談できる

皮膚科に相談したほうがよい目安

次のような場合は、サロンで受ける前に、まず皮膚科に相談してください。

  • 赤み・かゆみ・ひりつきが続く、または強くなる
  • ニキビが繰り返しできて、炎症や痛みがある
  • 気になるできものやほくろの変化がある
  • 施術のあとに、やけどのような症状、強い痛み、水ぶくれなどが出た

サロンでの施術のあとに異変が出たときは、施術を受けた店にも連絡したうえで、医療機関を受診してください。自己判断で様子を見続けるより、早めに診てもらうことが安全です。

よくある質問

光フェイシャルは医療行為ですか?

エステサロンの光フェイシャルは、美容の施術で、医療行為ではありません。皮膚の病気の診察や処置を目的としたものではないため、症状が気になるときは皮膚科への相談が先です。

光フェイシャルで何回くらい通えば変わりますか?

肌の状態や生活習慣、これまでのケアによって感じ方が異なるため、回数を約束することはできません。回数や期間を断定して勧誘する場合は、内容を慎重に確認しましょう。

日焼けしているときは受けられますか?

日焼けした肌への施術の可否は、サロンや肌の状態によって異なります。施術の前に日焼けの有無を伝え、判断や説明を受けたうえで決めてください。日常の紫外線対策も続けることが基本です。

毛穴の黒ずみや開きも光フェイシャルで解決できますか?

毛穴の悩みは、皮脂・角栓・乾燥などさまざまな要因があり、施術だけで解決できると断定はできません。日々の洗顔と保湿が土台になります。くわしくは「男性の毛穴の黒ずみを改善するには?」と「メンズ毛穴洗浄とは?」で整理しています。

施術のあとに赤みやヒリつきが出たらどうすればいいですか?

軽い赤みでも、続く場合や強い痛み・水ぶくれなどがある場合は、施術を受けた店に連絡したうえで、早めに医療機関を受診してください。国民生活センターも、危害が生じたときは速やかに医療機関を受診することをすすめています。

何から始めればいいかわかりません。

最初は、洗顔・保湿・紫外線対策の基本をそろえるところからで十分です。順番の考え方は「メンズ美容初心者が最初にやるべきこと5選」で解説しています。

参考

#光フェイシャル#肌管理#男性の肌#エステ

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